高齢者介護の現状
みなさんこんにちは。
今日は、先日障害者年金受給者の知り合いから頂いたメールが、
かなり考えさせられる内容でしたので、シェアいたします。
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障害者年金=我慢料だと自分は思ってます。
どういうことかと言いますと、健常者中心の世の中なので
障害を持っている人には暮らしにくい。
当然ながら、人様にお願いすることもある訳で。
怪我人、病人、妊婦さんなど、一時的に通常とは違う立場になった時に
街に出るとよくわかる。
非常に暮らしにくい世の中です。
だいぶん、便利になったけども、それでもまだまだです。
制度の問題もあれば、周囲の意識の問題もありますし、
設備の問題もあるでしょうね。
私の場合、聴覚障害者なので補聴器着用なんですね。
補聴器っていくらするのか知っている人少ないと思います。
手話を教えてた時の生徒に聞いてみれば、5万円とか?10万円?
確かにそういう値段のモノもありますけど…。
私の補聴器は…本当に欲しい補聴器は…36万円なんですね。
当然買える訳がありません。
福祉機器という名目でこういう機材を購入するのに、
援助していただける金額はたった8万円。
差額は?自己負担なんです。
なので8年ほど補聴器の買い替えができず、だましだまし使っていました。
アナログの補聴器なので自分の耳に合わせた調整もできず、
しかも5年ほど前に生産は終了し、デジタルのみ。
このデジタルの補聴器が先ほど言った36万。
今どうしているかというと、
福祉の枠内で買える廉価版をメーカーが出してくれたので、これを買いました。
何しろ自分の耳は既に100dB以上の聴力損失。
並みの補聴器では最新型でも使えません。
パワーが必要なんです。
そうすると値段も跳ね上がるときた。
私の場合、障害者手帳を持ち、幸いにして福祉が受けられるので
廉価版と言えど補聴器が買えて、こうやって使えてますけど…
高齢になって耳が遠くなると…どうなるか?
障害者ではないので福祉で買えません。
自腹で高額なモノを買わねばなりません。
また、車いすですが病院にあるようなものは本当に最低限です。
足の不自由な方々で若い人はカッコいい(?)車いすを使用している人が多いです。
当然ながら、コレ、値段はります。
その代り、病院のそれとは比べ物にならない軽さ、漕ぎやすさがあります。
フルカーボンなんてもう車いすユーザーの中でも垂涎の的。
聞いた話、軽く50万はいくとか。
で、これも毎日酷使しているので壊れます。
買い換えるとき…お金が…。
障害を持つと人並みの目的を果たすための道具を買うだけで金がかかるんですよ?
私の場合補聴器ですが、電池必要です。
ボタン電池たいてい1000円で6個とか8個です。
それ、毎日フルにつかうと約1月半かな?(両耳なので)
こういう風に金がやたらかかってきます。
他にも、病気というのもありますね。
聴覚障害者だとメニエール病
車いすユーザーでよく聞くのは床ずれ入院や
体温調節ができないせいでよく熱出したり、熱中症になったり。
たぶん探せば他にもたくさん。
これに加えて、仕事の無さ。
今のご時世では更にきついです。
同じ一人雇うなら障害持っていないやつ。
そういうケースが多いので
障害者就労促進のために雇わなければならない決まりあります。
50人以上の事業所で2人だったかな?
で、国からお金その会社は貰えます。
雇わなかったら?罰金あります。
罰金を払って雇わないという会社もありました。
今は社名を公開するというルールができているそうなので
まぁ、何人かは入れるでしょう。
でも使いたくない。
そういう理由で特例子会社を作ってそこに障害者を集め
グループ全社社員数に対する割合をクリアする…そんなやり方もあります。
本来、グループ各社はそれでお金を儲けていますから、
特例子会社には雇ってやっている…ということで
しょぼい仕事しか回さないというそういうこともあります。
私の会社がまさにそれです。
いいですか?
これは明日の皆さんかも知れないのです。
知らない方が幸せっていう言い方もありますが、
知っておいた方が絶対に良いです。
何故なら?
なってからでは遅いのです。
福祉の仕事をしている人ですら知っているつもりになっていて
自分がその立場になった時、右往左往するんです。
もう一つ、ここではお金を稼ぐという塾ということもあるので
お金の話もしましょうか。
私、日記で年金額が年100万弱と言いました。
働けるから足して何とか普通にやっていけると言いました。
その普通は本当の普通ではないです。
色々な制約が厳しいですが生活保護の方が貰える金額高いです。
その代りクルマ持てません。
テレビは確か1台まで。
1泊2日の旅行もダメ。
貯金は不可能。
まさに最低限の生活ですね。
障害者だとそれ足せると思います?
健常者の生活保護収入よりは
障害者の方が確かにちょっと多いけども
年金額も合わせた総額なので生活保護を受けた方が厳しくなるんですよ。
(健常者に比べ確か多いと言っても3万程度)
これらは生活相談に行ったことがあって、わかったことですがね。
ましてや今は国も怪しい。
年金の保証…あると思います?
障害者だけではなく高齢者社会。
全ての人が手厚く生きていけるのなら
スウェーデンのように税金があほみたいに高くてもOKと思ってます。
それと引き換えに安心して暮らせるのならばです。
あの国では障害者も税金を払っているとか。
本当かどうか知りませんけど、
払えるということは何か収入源を持っているんでしょうね。
今、この日本はどこか見えない部分でバランスが悪いです。
そんな中で生き抜くためには、自覚が必要です。
世知辛い世の中、刹那的に生きるのか
それとも毎日笑いながら生きるのか
それは自分次第と思います。
皆様方に私のような苦しさを味あわなくてもよいように
ただ、祈る想い。
長文読んでいただき、ありがとうございました。
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いかがですか。
補聴器 ⇒ 36万円
フルカーボンの車イス ⇒ 50万円
最低限の生活
改めて今からせめて「金銭面」だけは不安のないようにしておこうと、
改めて思いました。
お金で助けられない状況ってたくさんありますし。
しかも突然高額医療品が必要になった時、
貯えがなければ、身内に頼ったり、キャッシングをするケースも出てくるかも知れません。
(キャッシング体験のまとめ) http://kariire-kyassing.com/
深刻なお話ですが、
世の中や時代のせいにはできません。
また今日から人と支えあいながら、不慮の時の準備もしていこうと思います。
ですので引き続き、ブログ村の皆さんの日記も勉強させて頂きます。
いつもありがとうございます。