村上春樹 色彩を持たない 感想
みなさんこんばんは。
村上春樹さんの最新刊
「色彩をもたない多崎つくると、彼の巡礼の年」
読みました(・∀・)
ネタバレしない程度に感想書きます(笑
——————————————————–
僕らはあのころ何かを強く信じていたし、
何かを強く信じることの出来る自分を持っていた。
そんな思いがそのままどこかに虚しく消えてしまうことはない
——————————————————–
村上春樹さんの真骨頂「弱さ」の部分を、
今回も感じました。
過去に失ったものへの悲しみ、もう戻れない世界への慈しみ、
他人との間に壁を感じる孤独さ、人に救いを求める弱さ
誰にも救いを求めない弱さ。
今回の作品も、
読んだ人が「これは自分のことだ」と共感し理解し、
自分の中に消化していくことが出来ると思います。
そのプロセスを通過することで自分の気持ちが少しずつ整理されていく。
そこにちょっとした「救い」を感じました。
「弱さ」といいますと、私の場合は「隠す」ことでした。
(体験談) 家族に内緒で審査したカードローン体験
結局家族には事後報告でしたが、
私がもう少し強かったら、ちゃんと家族に相談していたかもしれません。
後悔はしていませんが、
そんな時代も思い出させてくれる作品でした。
是非読んでみてくださいね(^∀^)b